大阪府公立高校入試 英語 | 過去問データの検証(C問題 大問1(文法))
バックテスト|2024年度(令和6年度)・C問題 大問1(文法)

2024年度 大阪府公立高校入試 英語C問題 大問1(文法)を検証|初めての単元がゼロの年

想定した執筆時点:2024年3月下旬(一般入学者選抜の直後) ・ 実際の作成:2026年11月
2023年度までのデータだけで、2024年度の入試を検証

この記事について2024年度入試の直後という想定で、比較には2023年度までの出題だけを使いました。実際の作成は2026年11月です。過去の年を1年ずつ検証する「バックテスト」の4本目で、過去問の問題文は載せていません。
Summaryまとめ

出題の型が固まってきた

  • 初めて出た単元は、ゼロ組み合わせの単元も含めて、2024年度の6問に入った単元はすべて2023年度までに出ていました。この形式になってから初めてのことです。
  • 上位の単元が、そのまま出た2023年度までに5問出ていた関係代名詞の省略、4問出ていた間接疑問をはじめ、主格の関係代名詞・現在分詞の後置修飾と、上位の単元が並びました。
  • 1つの単元だけの問題が2問仮定法過去だけの問題と、間接疑問だけの問題がありました。組み合わせが少ない分、その単元の語順を正確に知っているかが問われます。
Check前年の記事の答え合わせ

「直近の年の単元を丁寧に」は当たり

2023年度版の記事では、「関係代名詞の省略が5問で単独1位。初めて出た単元は翌年にもう一度出ることがある。直近の年の単元を丁寧に復習しよう」と書きました。

2024年度は、関係代名詞の省略が(6)で出題。2023年度に初めて組み合わせで出た SVC も、(1)でもう一度出ています。仮定法過去も3年連続です。上位の単元と、直近の年の単元の両方が当たりました。

Part 1どんな問題か

6年目も同じ形式

4択で語句の並べ方を選ぶ6問の形式は、2019年度から6年目です。比べられるのは2019〜2023年度の30問になりました。

Part 22024年度の6問

定番の単元が中心。熟語・語法が2問に

2024年度の6問です。数字は、2023年度までの30問で何問に入っていたかです。

2024年度 C問題 大問1の単元(数字は2019〜2023年度の30問での出題数。「初」はそれまで0問)
問題単元(太字が中心の単元)
(1)SVC(look / sound / feel / taste+形容詞) 1問
+比較級(〜er / more 〜) 1問
(2)主格の関係代名詞(who / which / that) 3問
+熟語・語法(remind A of B, It takes 〜 など) 2問
(3)現在分詞の後置修飾(名詞+〜ing) 3問
+助動詞(should / must / can / have to) 1問
(4)仮定法過去(If / I wish) 2問
(5)間接疑問(疑問詞+主語+動詞) 4問
(6)関係代名詞の省略(名詞+主語+動詞) 5問
+熟語・語法(remind A of B, It takes 〜 など) 2問

単元の分け方と各問の正解は作成者の判断で、筆記の公式解答とは照合していません。問題文は載せていません。

(6)の関係代名詞の省略(それまで5問)、(5)の間接疑問(4問)、(2)の主格の関係代名詞(3問)、(3)の現在分詞の後置修飾(3問)と、上位の単元がそろいました。(4)の仮定法過去は、3年連続の出題です。

(2)と(6)には、熟語・語法(remind A of B や It takes 〜 のような決まった形)が組み合わさっています。文法の単元を知っていても、決まった言い回しを知らないと語順が決められない問題です。

Part 3予想と比べて

3分野は4問。その他(熟語・助動詞)が3問

分野ごとに比べます。

分野ごとの問題数(1問に複数の分野があれば、それぞれで数える)
分野2019〜2023年度2024年度
関係代名詞(3分野)10問(33%)2問
動詞の形8問(27%)1問
疑問詞の文(3分野)8問(27%)1問
不定詞8問(27%)0問
分詞の後置修飾(3分野)7問(23%)1問
その他5問(17%)3問
比較3問(10%)1問
受動態3問(10%)0問
仮定法2問(7%)1問

3分野を含む問題は4問で、2023年度までの73%と同じくらいです。目立つのは「その他」の3問で、熟語・語法が2問、助動詞が1問でした。

2023年度までの5年分で、上位の分野は関係代名詞(10問)、不定詞・動詞の形・疑問詞の文(各8問)、分詞の後置修飾(7問)。この順位は、ここ数年ほとんど変わっていません。

2023年度までの上位単元
  1. 関係代名詞の省略(名詞+主語+動詞)(5問)
  2. 疑問詞+to不定詞(4問)
  3. 過去分詞の後置修飾(名詞+過去分詞)(4問)
  4. 間接疑問(疑問詞+主語+動詞)(4問)
  5. to不定詞の基本(名詞的・形容詞的・副詞的用法)(3問)
  6. 受動態(be動詞+過去分詞)(3問)
2024年度までの上位単元(2025年度に向けて)
  1. 関係代名詞の省略(名詞+主語+動詞)(6問)
  2. 間接疑問(疑問詞+主語+動詞)(5問)
  3. 疑問詞+to不定詞(4問)
  4. 過去分詞の後置修飾(名詞+過去分詞)(4問)
  5. 現在分詞の後置修飾(名詞+〜ing)(4問)
  6. 主格の関係代名詞(who / which / that)(4問)
Part 4出た単元のポイント

2024年度に出た単元のポイント

2024年度に出た単元の、ルールとよくある間違いです。熟語・語法は単元としては広いので、過去問や問題集で出てきた言い回しを、そのつど覚えておきましょう。

SVC(look / sound / feel / taste+形容詞)2024年度は (1) で出題
ルール
look(〜に見える)、sound(〜に聞こえる)、feel(〜と感じる)、taste(〜の味がする)の後ろには形容詞を置く。
よくある間違い
形容詞の前の動詞に気づかない。
比較級(〜er / more 〜)2024年度は (1) で出題
ルール
「より〜」は比較級。much で強め、than が続くことが多い。
よくある間違い
more bigger のように重ねてしまう。
主格の関係代名詞(who / which / that)2024年度は (2) で出題
ルール
名詞の後ろに who・which・that を置き、すぐ後ろに動詞を続けて、その名詞を説明する。
よくある間違い
who の後ろに主語を入れてしまう。説明の中の動詞を、文全体の動詞と取り違える。
熟語・語法(remind A of B, It takes 〜 など)2024年度は (2)・(6) で出題
ルール
熟語は語の並びが決まっている。remind A of B、be full of、It takes 〜 to do などはまとめて覚える。
よくある間違い
前置詞を別の位置に動かしてしまう。
現在分詞の後置修飾(名詞+〜ing)2024年度は (3) で出題
ルール
「〜している名詞」は、名詞の後ろに ing形を置いて説明する。
よくある間違い
ing形の前に be動詞を入れて文を作ってしまい、動詞が2つになる。
助動詞(should / must / can / have to)2024年度は (3) で出題
ルール
助動詞の後ろは動詞の原形。間接疑問では助動詞を主語の前に出さない。
よくある間違い
「should I」の順のまま間接疑問に入れてしまう。
仮定法過去(If / I wish)2024年度は (4) で出題
ルール
現実と違うことは過去形で表す。If+主語+過去形, 主語+would / could+原形。I wish+主語+過去形・could+原形。be動詞は were を使う。
よくある間違い
if節に現在形を入れてしまう。would の後ろに過去形を置いてしまう。
間接疑問(疑問詞+主語+動詞)2024年度は (5) で出題
ルール
文の中に疑問詞の文を入れるときは「疑問詞+主語+動詞」の順にする。do / does / did は使わない。
よくある間違い
「what should we bring」「how long have you lived」のような、疑問文の語順を選んでしまう。最も多い誤答。
関係代名詞の省略(名詞+主語+動詞)2024年度は (6) で出題
ルール
目的格の which・that は省略できる。名詞の直後に「主語+動詞」が来たら、後ろから説明している。
よくある間違い
2つ目の動詞が文全体の動詞だと気づけない。C問題で最も多く出る形。
Next2025年度に向けて

2025年度の受験生へ

2024年度までの36問では、関係代名詞の省略が6問、間接疑問が5問で、上の2つが少し抜け出しました。続く4問の単元には、疑問詞+to不定詞・分詞の後置修飾・主格の関係代名詞・熟語・語法が並びます。

初めての単元がなかった2024年度は、型が固まりつつあることを示しています。上位の単元を、組み合わせの形でくり返し練習するのがいちばんの近道です。

Key Point

型が固まってきた今は、上位の単元の「組み合わせ」に慣れること。関係代名詞の省略と間接疑問は、毎年のように出ている。

本番と同じ形で練習できる、無料の文法アプリ

ほんま出る文法(C問題 大問1)

本番と同じ形の予想問題276問。間違えたときは、選んだ選択肢から、見直す単元が分かります。

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アプリの単元の分析は2026年度までのデータで作っています(この記事の検証とは、使ったデータの範囲が違います)。予想問題は、入試の文を使わずに作ったオリジナルです。

数字の条件

対象は、大阪府公立高校入試(一般入学者選抜)英語C問題の大問1です。比較に使ったのは2019〜2023年度の30問(この形式が始まった2019年度から)です。単元の分け方と各問の正解は作成者の判断で、筆記の公式解答とは照合していません。1問に複数の単元が入っている場合は、それぞれの単元で数えています。「ルール」と「よくある間違い」は、作成者が書いた説明です。分析と文章の作成にはAIを使っています。大阪府および大阪府教育委員会とは関係のない、個人による分析です。

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