2026年度 大阪府公立高校入試 英語C問題 大問1(文法)を検証|8年48問で見えた出題の型
定番と、2つの新顔
- 関係代名詞の省略は、8年で7年目(5)が関係代名詞の省略だけの問題でした。2019年度からの8年間で、出なかったのは2022年度だけです。
- 初めての単元が2つ:形式主語と、疑問詞が主語の間接疑問It is 〜 (for 人) to do の形式主語と、who などが主語になる間接疑問が、初めて出ました。初めての単元が出たのは3年ぶりです。
- 不定詞の分野が3問感情の形容詞+to不定詞、want / ask / tell+人+to do、形式主語と、to不定詞を使う問題が3問ありました。
「関係代名詞の省略と間接疑問」は、半分当たり
2025年度版の記事では、「関係代名詞の省略と間接疑問が7問ずつ。この2つを確実にしたうえで、広く準備しよう」と書きました。
2026年度は、関係代名詞の省略が出題。間接疑問は、いつもの形(疑問詞+主語+動詞)ではなく、疑問詞が主語になる形で出ました。同じ「疑問詞の文」の分野ですが、単元としては新顔です。「広く準備する」の大切さが、もう一度確かめられた年でした。
形式は8年目。データは42問に
4択で語句の並べ方を選ぶ6問の形式は、2019年度から8年目です。比べられるのは2019〜2025年度の42問になりました。
不定詞3問、定番の関係代名詞
2026年度の6問です。数字は、2025年度までの42問で何問に入っていたかです。
| 問題 | 単元(太字が中心の単元) |
|---|---|
| (1) | 感情の形容詞+to不定詞・that節 3問 +接続詞(that / when / if / until) 1問 |
| (2) | want / ask / tell+人+to do 2問 +疑問詞+to不定詞 4問 |
| (3) | 過去分詞の後置修飾(名詞+過去分詞) 4問 +前置詞と語順(前置詞句の後置修飾・文末に残る前置詞) 1問 |
| (4) | 形式主語 It is 〜 (for 人) to do 初 +help / let / make+人+動詞の原形 4問 |
| (5) | 関係代名詞の省略(名詞+主語+動詞) 7問 |
| (6) | 疑問詞が主語の間接疑問 初 +make / keep / call / name+O+C 1問 |
単元の分け方と各問の正解は作成者の判断で、筆記の公式解答とは照合していません。問題文は載せていません。
(1)は感情の形容詞+to不定詞と接続詞、(2)は want / ask / tell+人+to do と疑問詞+to不定詞の組み合わせ。(3)は過去分詞の後置修飾に、前置詞の語順が加わりました。
(4)の形式主語には help / let / make+人+動詞の原形が、(6)の疑問詞が主語の間接疑問には make / keep+O+C が組み合わさっています。中心の単元がそれまでに出ていたのは6問中4問、組み合わせまで含めると6問すべてに既出の単元が入っていました。
3分野は4問。不定詞が3問
分野ごとに比べます。
| 分野 | 2019〜2025年度 | 2026年度 |
|---|---|---|
| 関係代名詞(3分野) | 14問(33%) | 1問 |
| 動詞の形 | 11問(26%) | 2問 |
| 疑問詞の文(3分野) | 11問(26%) | 2問 |
| 不定詞 | 10問(24%) | 3問 |
| その他 | 10問(24%) | 2問 |
| 分詞の後置修飾(3分野) | 9問(21%) | 1問 |
| 受動態 | 4問(10%) | 0問 |
| 比較 | 4問(10%) | 0問 |
| 仮定法 | 3問(7%) | 0問 |
3分野を含む問題は4問(2025年度までは74%)。かわりに不定詞の分野が3問と、この年いちばん多くなりました。
2019年度からの8年48問をまとめると、3分野を含む問題は48問中35問(73%)。年ごとに見ると3〜5問で、6問中3問を下回った年は一度もありません。
- 関係代名詞の省略(名詞+主語+動詞)(7問)
- 間接疑問(疑問詞+主語+動詞)(7問)
- 現在分詞の後置修飾(名詞+〜ing)(5問)
- 主格の関係代名詞(who / which / that)(5問)
- to不定詞の基本(名詞的・形容詞的・副詞的用法)(4問)
- 疑問詞+to不定詞(4問)
- 関係代名詞の省略(名詞+主語+動詞)(8問)
- 間接疑問(疑問詞+主語+動詞)(7問)
- 疑問詞+to不定詞(5問)
- 過去分詞の後置修飾(名詞+過去分詞)(5問)
- 現在分詞の後置修飾(名詞+〜ing)(5問)
- 主格の関係代名詞(who / which / that)(5問)
2026年度に出た単元のポイント
2026年度に出た単元の、ルールとよくある間違いです。初めて出た形式主語と、疑問詞が主語の間接疑問は、次の年以降の候補にも加えておきましょう。
- ルール
- glad, happy, sad, surprised, sorry などの後ろに to do や that節を続けて、感情の原因を表す。
- よくある間違い
- 形容詞と to の順番を崩す。hear や find の後ろの that節に気づかない。
- ルール
- 接続詞の後ろには「主語+動詞」が続く。that は「〜ということ」を表す。
- よくある間違い
- 接続詞の後ろに主語を入れ忘れる。
- ルール
- 「how to 〜」「what to 〜」「which+名詞+to 〜」で「どう〜するか」「何を〜するか」を表す。
- よくある間違い
- 「to how make」のように順番が逆になる。「ask 人 how to do」の 人 の位置を間違える。
- ルール
- 「人に〜してほしい」は want 人 to do、「人に〜するよう頼む」は ask 人 to do、「人に〜するよう言う」は tell 人 to do。
- よくある間違い
- 「want to 人」の順にしてしまう。not の位置を to の後ろにしてしまう。
- ルール
- 「〜された名詞」「〜されている名詞」は、名詞の後ろに過去分詞を置いて説明する。
- よくある間違い
- 過去分詞を文全体の動詞(過去形)と取り違える。本当の動詞は後ろにある。
- ルール
- 「前置詞+名詞」は名詞を後ろから説明する。look for, listen to などの前置詞は、関係代名詞の省略でも説明の最後に残る。
- よくある間違い
- 「the movie my friend told me」のように about を落としてしまう。
- ルール
- It is 形容詞 for 人 to do の順で「人が〜するのは…だ」を表す。
- よくある間違い
- for 人 の位置を形容詞の前に置いてしまう。
- ルール
- help 人 do(人が〜するのを手伝う)、let 人 do(人に〜させてあげる)、make 人 do(人に〜させる)。to は付けない。
- よくある間違い
- to を付けてしまう。原形が空所の外にあるので見落とす。
- ルール
- 目的格の which・that は省略できる。名詞の直後に「主語+動詞」が来たら、後ろから説明している。
- よくある間違い
- 2つ目の動詞が文全体の動詞だと気づけない。C問題で最も多く出る形。
- ルール
- who や which of 〜 などの疑問詞が主語のときは、すぐ後ろに動詞を続ける。
- よくある間違い
- 主語がもう1つ必要だと思い、余分な語を入れてしまう。
- ルール
- 「OをCにする」は make O C、「OをCのままにする」は keep O C、「OをCと呼ぶ」は call O C。
- よくある間違い
- O と C の順番を逆にしてしまう。
8年48問から、2027年度の受験生へ
2019〜2026年度の8年分から言えることをまとめます。
・関係代名詞の省略は8年で8問、出なかったのは1年だけ。間接疑問(疑問詞+主語+動詞)も8年で7問。この2つは最優先。
・関係代名詞・分詞の後置修飾・疑問詞の文の3分野で、毎年6問中3〜5問。
・初めての単元は、多くの年で2〜4つ出る(出なかったのは2024年度と2025年度だけ)。初めて出た単元は、次の年にもう一度出ることがある。
・1問に2つ以上の単元が入るのがふつう。単元を1つずつ覚えるだけでなく、組み合わせた形で練習する。
上位の単元を確実にし、3分野を土台に、文法を広く大問1の形で練習する。6年間のバックテストで、予想が当たった年も外れた年も、この準備なら対応できました。
8年48問で、3分野を含む問題は73%。関係代名詞の省略は8年で7年出題。上位を確実に、そして広く。
数字の条件
対象は、大阪府公立高校入試(一般入学者選抜)英語C問題の大問1です。比較に使ったのは2019〜2025年度の42問(この形式が始まった2019年度から)、8年分のまとめは2019〜2026年度の48問です。単元の分け方と各問の正解は作成者の判断で、筆記の公式解答とは照合していません。1問に複数の単元が入っている場合は、それぞれの単元で数えています。「ルール」と「よくある間違い」は、作成者が書いた説明です。分析と文章の作成にはAIを使っています。大阪府および大阪府教育委員会とは関係のない、個人による分析です。
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