大阪府公立高校入試 英語 | 過去問データの検証(単語)
バックテスト|2026年度(令和8年度)・単語

2026年度 大阪府公立高校入試 英語の単語を検証|6年分の検証で見えた「9割の法則」

想定した執筆時点:2026年3月下旬(一般入学者選抜の直後) ・ 実際の作成:2026年11月
2025年度までのデータだけで、2026年度の入試を検証

この記事について2026年度入試の直後という想定で、単語リストは2025年度までの過去問だけから作りました。2026年度の試験は答え合わせにだけ使っています。2021年度から1年ずつ続けてきた「バックテスト」の6本目で、最後に6年分をまとめました。過去問の本文は載せていません。
Summaryまとめ

3つの問題とも、約9割(差が最も小さい年)

  • S〜C段階で、A 92%・B 90%・C 90%いちばん低いC問題でも90%。3つの問題の差が、検証した6年間でいちばん小さい年でした。B問題も、2年続いた8割台前半から回復しました。
  • A問題のS段階は69%。6年間で最高A問題はS段階(202語)だけで約7割。2023年度の68%をわずかに上回りました。
  • 6年間の平均は、S段階で約6割、S〜C段階で88%読みやすい年も読みにくい年もありましたが、6年分をならすと、2021年度の記事で書いた目安がそのまま残りました。
Check前年の記事の答え合わせ

B問題の「もう一歩先」は、必要だったか

2025年度版の記事では、「B問題は2年続けて8割台前半。C段階のすぐ外まで進んでおくと安心」と書きました。

2026年度のB問題はS〜C段階で90%と、例年並みに戻りました。ただ、22回出た cloth(布)はリストの948位で、B問題のC段階(866語)のすぐ外にありました。C段階の先まで進んでいれば読めた語が、今年も残っています。

Part 1リストで読めた割合

S〜C段階で、9割前後

作り方は2021年度版と同じで、2025年度までの過去問だけを使っています。6年前と比べると、データが増えた分、S〜C段階の語数はC問題で757語から940語に増えました。

2025年度までのデータで作った優先語リストで、2026年度の試験の語がどれだけ読めたか(延べ語数)
覚えた範囲A問題B問題C問題
S段階まで69%
202語
62%
209語
61%
242語
S〜A段階75%
309語
70%
323語
70%
365語
S〜B段階85%
497語
80%
546語
80%
592語
S〜C段階92%
825語
90%
866語
90%
940語

機能語(the, of など)、固有名詞、その試験で語注が付いた語は数えていません。小さな数字は、その範囲の語数です。

S段階で、A問題69%・B問題62%・C問題61%。3つとも6割を超えたのは、2023年度に続いて2回目です。

Part 2例年との比較

2017年度からの10年で見ると

2017年度からの各年を、その前年までのリストで読んだ結果です。表の年数が10年分になりました。

S段階までで読めた割合(各年を、その前年までのデータで作ったリストで読んだとき)
年度A問題B問題C問題
2017年度51%57%51%
2018年度57%57%54%
2019年度59%56%55%
2020年度58%57%61%
2021年度60%59%64%
2022年度56%57%56%
2023年度68%68%64%
2024年度56%52%59%
2025年度60%56%61%
2026年度69%62%61%
S〜C段階で読めた割合(各年を、その前年までのデータで作ったリストで読んだとき)
年度A問題B問題C問題
2017年度83%77%75%
2018年度90%85%88%
2019年度93%90%89%
2020年度92%89%88%
2021年度89%92%92%
2022年度87%89%86%
2023年度95%89%93%
2024年度85%83%86%
2025年度90%84%88%
2026年度92%90%90%

S〜C段階は、2017年度の75〜83%から、2019年度以降は2024年度などを除いて8割台後半〜9割台前半で推移しています。初めのころが低いのは、リストを作るデータ(それ以前の過去問)がまだ少なかったことが一因と考えられます。

Part 3リストになかった語

リストの外:布・噴水・電気

S〜C段階に入っていなかった語は、A問題で26種類、B問題で36種類、C問題で51種類。前の年より少なくなりました。

  • cloth
  • fountain
  • climb
  • electric
  • soil
  • organic
  • paddy
  • battery
  • success
  • provide
  • dancer
  • dolphin

B・C問題に共通して出た cloth、A・B問題の fountain(噴水)、C問題の electric・soil・organic・paddy などが、それぞれの文章のテーマの語です。

一方、climb・success・provide のような語は、リストの1,000〜1,400位あたりにありました。6年間を通して、リストの外に残る語は「その年のテーマの語」と「リストの下のほうの基本語」の2種類で、この傾向は変わりませんでした。

Part 4語の種類で数えると

語の種類でも、9割に近づいた

語の種類(何回出ても1と数える)で見ると、次のとおりです。

2026年度の試験に出た語の種類のうち、リストに入っていた割合(かっこ内は延べ語数での割合)
覚えた範囲A問題B問題C問題
S段階まで54%
延べ 69%
49%
延べ 62%
47%
延べ 61%
S〜A段階66%
延べ 75%
60%
延べ 70%
60%
延べ 70%
S〜B段階80%
延べ 85%
76%
延べ 80%
74%
延べ 80%
S〜C段階90%
延べ 92%
87%
延べ 90%
87%
延べ 90%
試験に出た語の種類249種類286種類406種類

S〜C段階で読める語の種類は、A 90%・B 87%・C 87%。C問題は、2年続いた8割台前半から上がりました。S段階で読める語の種類は、A問題で6年間の最高(54%)でした。

Next2027年度に向けて

6年分の検証から、2027年度の受験生へ

2021〜2026年度の6年分(3つの問題×6年=18回)を並べると、次のことが言えます。

・S段階(約200語)で、試験の語の平均6割。もっとも低い年で5割、高い年で7割。

・S〜C段階(700〜900語)で、平均88%(約9割)。もっとも低い年で8割強、高い年で95%。

・残りの1割は、毎年「その年のテーマの語」と「リストの下のほうの基本語」。

過去問から作ったリストで、毎年ほぼ9割まで準備できる。この「9割の法則」は、6年間の検証で一度も大きくは崩れませんでした。リストを仕上げ、残りの1割を文脈で読む力で埋める。それが、大阪府の公立高校入試の英語に向けた、もっとも効率のよい単語の準備です。

Key Point

6年間で、S〜C段階のカバー率は最低83%、最高95%、平均約9割。過去問から作ったリストは、毎年ほぼ9割まで準備できる。

この分析から作った、無料の単語アプリ

ほんま出る英単語

14年分の過去問から選んだ優先語を、A・B・C問題別に、S〜C段階の順で覚えます。3日以上あけて2回正解すると「定着」。

単語アプリを開く アプリの紹介

アプリのリストは2026年度までのデータで作っています(この記事の検証とは、使ったデータの範囲が違います)。

数字の条件

データは、大阪府公立高校入試(英語)の過去問を文字に起こしたものです。2026年度は一般入学者選抜の英語A・B・C問題とリスニングを対象にしました。リストは2013〜2025年度の一般・特別・前期・後期入学者選抜(英語・リスニング)から作っています。数える語は、本文・リスニング台本・英語の設問と選択肢に出てくる語で、機能語・固有名詞・その試験で語注が付いた語は除きます(2語以上の語注は、語としては数えています)。語の変化形は元の形にまとめています。リストの作り方(重みづけの値)は2026年に決めたもので、その値を選ぶときに2020〜2023年度のデータを使いました。2026年度は、その選定に使っていない年です。6年間の平均は、A・B・C問題の18回の単純平均です。分析と文章の作成にはAIを使っています。大阪府および大阪府教育委員会とは関係のない、個人による分析です。

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