大阪府公立高校入試 英語 | 過去問データの検証(単語)
バックテスト|2025年度(令和7年度)・単語

2025年度 大阪府公立高校入試 英語の単語を検証|C段階の「すぐ外」に、基本語があった年

想定した執筆時点:2025年3月下旬(一般入学者選抜の直後) ・ 実際の作成:2026年11月
2024年度までのデータだけで、2025年度の入試を検証

この記事について2025年度入試の直後という想定で、単語リストは2024年度までの過去問だけから作りました。2025年度の試験は答え合わせにだけ使っています。実際の作成は2026年11月で、1年ずつ続けている「バックテスト」の5本目です。過去問の本文は載せていません。
Summaryまとめ

A問題は回復、B問題は2年続けて低め

  • A問題はS〜C段階で90%。前の年から回復A問題は、前の年の85%から90%へ戻りました。C問題も88%と、ほぼ例年並みです。
  • B問題は84%。2年続けて8割台前半B問題のS〜C段階は、前の年(83%)に続いて低めでした。リストの外の語が、1つの文章の中で何度も出たことが大きな理由です。
  • photo は、C段階まであと少しの位置B問題で27回出た photo(写真)は、リストで866位。B問題のC段階(825語)のすぐ外でした。tool・hole なども、C段階の少し先にありました。
Check前年の記事の答え合わせ

「S〜C段階の先にも手を広げる」が効く年だった

2024年度版の記事では、「読みにくい年は、初めての語やリストの下のほうの語が増える。S〜C段階の先(参考の語)にも手を広げ、教科書の基本語を見直そう」と書きました。

2025年度のB問題で、リストに入っていなかった語のうち、photo・tool・hole・deep・develop は、どれもリストの800〜1,500位にあった語です。C段階の先まで覚えていれば読めた語が、点数に関わる位置で出ました。

Part 1リストで読めた割合

A問題は9割、B問題は8割台前半

作り方は2021年度版と同じで、2024年度までの過去問だけを使っています。データが増えるたびに各段階の語数も増え、2025年度のリストでは、S〜C段階がA問題784語・B問題825語・C問題892語になりました。

2024年度までのデータで作った優先語リストで、2025年度の試験の語がどれだけ読めたか(延べ語数)
覚えた範囲A問題B問題C問題
S段階まで60%
195語
56%
197語
61%
232語
S〜A段階67%
293語
64%
313語
71%
356語
S〜B段階77%
480語
78%
524語
81%
573語
S〜C段階90%
784語
84%
825語
88%
892語

機能語(the, of など)、固有名詞、その試験で語注が付いた語は数えていません。小さな数字は、その範囲の語数です。

S段階では、A問題60%・B問題56%・C問題61%。A問題とC問題は6割前後で例年どおりです。B問題だけが、S段階でもS〜C段階でも低めでした。

Part 2例年との比較

B問題は、2年続けて例年を下回る

2017年度からの各年と比べます。

S段階までで読めた割合(各年を、その前年までのデータで作ったリストで読んだとき)
年度A問題B問題C問題
2017年度51%57%51%
2018年度57%57%54%
2019年度59%56%55%
2020年度58%57%61%
2021年度60%59%64%
2022年度56%57%56%
2023年度68%68%64%
2024年度56%52%59%
2025年度60%56%61%
S〜C段階で読めた割合(各年を、その前年までのデータで作ったリストで読んだとき)
年度A問題B問題C問題
2017年度83%77%75%
2018年度90%85%88%
2019年度93%90%89%
2020年度92%89%88%
2021年度89%92%92%
2022年度87%89%86%
2023年度95%89%93%
2024年度85%83%86%
2025年度90%84%88%

B問題のS〜C段階は、前の年の83%に続いて84%。2年続けて例年(87%)を下回りました。一方、A問題(90%)は例年(89%)並み、C問題(88%)も例年(87%)並みです。

同じ年でも、問題の種類によって読みやすさは違います。B問題を受ける人は、リストのS〜C段階に加えて、もう一歩先の語まで準備しておくと安心です。

Part 3リストになかった語

リストの「すぐ外」と、テーマの語

S〜C段階に入っていなかった語は、B問題で39種類、C問題で76種類。C問題に出た語の種類は429種類で、前の年(417種類)をさらに上回りました。

  • photo
  • tool
  • hole
  • deep
  • develop
  • method
  • crystal
  • celestial
  • hometown
  • oak
  • carbon
  • dioxide

今年の特徴は、photo・tool・hole・deep・develop のような、リストのC段階のすぐ外にあった語です。photo は866位、tool は959位、develop は1,112位。どれも中学で習う語で、C段階を終えたあと、少し先まで進んでいれば読めました。

テーマの語では、A・B問題の共通の文章に出た crystal、C問題の celestial・oak・carbon・dioxide などがあります。C問題では、2024年度までに一度も出ていない語が39種類ありました。

Part 4語の種類で数えると

語の種類で数えると、C問題は8割

語の種類(何回出ても1と数える)で見ると、次のとおりです。

2025年度の試験に出た語の種類のうち、リストに入っていた割合(かっこ内は延べ語数での割合)
覚えた範囲A問題B問題C問題
S段階まで51%
延べ 60%
45%
延べ 56%
41%
延べ 61%
S〜A段階60%
延べ 67%
60%
延べ 64%
57%
延べ 71%
S〜B段階76%
延べ 77%
76%
延べ 78%
72%
延べ 81%
S〜C段階89%
延べ 90%
87%
延べ 84%
82%
延べ 88%
試験に出た語の種類248種類301種類429種類

S〜C段階で読める語の種類は、A 89%・B 87%・C 82%。C問題は前の年に続いて8割台前半で、語の種類が多い試験が2年続きました。

C問題は、出てくる語の種類がここ2年で大きく増えました(2021〜2023年度は350〜360種類台、2024年度は417種類、2025年度は429種類)。1回しか出ない語が増えるほど、リストで準備できる割合は下がります。知らない語を前後の文から推測する力が、C問題ではますます大切になっています。

Next2026年度に向けて

2026年度の受験生へ

2025年度までの5年分(2021〜2025年度)で、S〜C段階は83〜95%、平均すると88%です。

ただし、B問題は2年続けて8割台前半、C問題は語の種類が増え続けています。S〜C段階を仕上げたら、リストの「参考」の上のほう(C段階のすぐ外)まで進んでおくと、今年の photo のような語を拾えます。

Key Point

C段階を終えたら、もう少し先へ。リストのすぐ外には、中学で習う基本語が並んでいる。

この分析から作った、無料の単語アプリ

ほんま出る英単語

14年分の過去問から選んだ優先語を、A・B・C問題別に、S〜C段階の順で覚えます。3日以上あけて2回正解すると「定着」。

単語アプリを開く アプリの紹介

アプリのリストは2026年度までのデータで作っています(この記事の検証とは、使ったデータの範囲が違います)。

数字の条件

データは、大阪府公立高校入試(英語)の過去問を文字に起こしたものです。2025年度は一般入学者選抜の英語A・B・C問題とリスニングを対象にしました。リストは2013〜2024年度の一般・特別・前期・後期入学者選抜(英語・リスニング)から作っています。数える語は、本文・リスニング台本・英語の設問と選択肢に出てくる語で、機能語・固有名詞・その試験で語注が付いた語は除きます(2語以上の語注は、語としては数えています)。語の変化形は元の形にまとめています。リストの作り方(重みづけの値)は2026年に決めたもので、その値を選ぶときに2020〜2023年度のデータを使いました。2025年度は、その選定に使っていない年です。分析と文章の作成にはAIを使っています。大阪府および大阪府教育委員会とは関係のない、個人による分析です。

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